2011年8月14日日曜日

馬毛島開発 野放し(20110811朝日)

馬毛島開発は,港の拡張を漁組に断られ,島最大の港(葉山港)の共有地(入会地)の買い取り(切り崩し)で裁判を起こされ,それでも売らないという個人の意思を大弁護団(最高裁)で叩きつぶし,採石工事の許認可をとって土砂を海に流し,従業員の緊急搬出用名目で軽飛行場(南北約1km)を建設し,その測量名目で島の心臓部の森を伐採し,動脈だった谷を埋めて,2本の"滑走路"を造った。滑走路の許可はとっていないし,森林法では立木部分の(回復可能な)伐採しか認められないにもかかわらずである(*)。それを,地道な取材でわかりやすく世に示したのが次の記事。
 私もデータを示して,違法であること,島と海の生態系と漁業に大きな打撃を与えるだろうことを朝日新聞と南日本新聞に投稿したが,"校正"によって無難な内容にまとめられてしまった(朝日はそこそこで掲載,南日本はペンディング)。見るなと言われて見て見ぬ振りする,もしくは,自己規制して見ることさえしない。個人や小さい組織ならまだしも,"マス"メディアが表現や取材で自己規制したらむしろ世の害悪(;_;)。そんなこんなでメディアへの信頼を失いかけていた時に,この記事が出た。世の中(マスコミ)捨てたもんじゃない(^^;)。
 でも,みんな”知っている”ことなのに,それを記事にするのがいかに大変だったか。ただ,事実を問うことに徹した記者さんに感謝。

2011年8月1日月曜日

マゲシカが減っている(20110728朝日)

先の投稿に勢いづいて・・というわけなのですが(^^;),一昨年に続いて朝日新聞社と協働して?マゲシカのヘリコプターセンサスを敢行しました。詳しくは改めてレポートしますが,
・森も林床も回復していない(特に「十字架」部分は全く緑がない)。
・個体数は見落としを考慮しても300頭に届かない。
・オスとメスがかなり混ざりあっている(森を失ったメスが周囲に分散したようす)。
・一年で最も仔ジカが多く見られるはずなのに少ない。
特に,南部の草地で何カ所か裸地化が認められ,マゲシカだけでなく,島の植生や生物相への(シカの採食圧や踏圧の)悪影響が危惧されます。最悪の場合,工事による土砂流出をマゲシカが助長するおそれも・・。以下にその記事を載せます(朝日さんごめんなさい)。